抄録
症例の概要:患者は初診時61歳の女性.下顎両側大臼歯欠損と上顎前歯部の動揺による咀嚼困難を主訴に来院.7 6|6 7部はインプラントを支台とした陶材焼付鋳造冠にて補綴治療を行った.また3 2 1|1には陶材焼付鋳造冠での連結固定を行った.3年以上経過したが,その間|7遠心辺縁隆線部に軽度のチッピングを生じたため,形態修正と研磨にて対応した.
考察:チッピングの一因として,陶材中のクラックの存在や天然歯の生理的移動による咬合接触の変化などが考えられる.今後さらに経過を観察していく必要がある.
結論:両側遊離端欠損症例に対し,インプラントを用いて咬合支持を再建することができた.