日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
暫間義歯を用いて下顎位を決定した後に金属床義歯を作製した無歯顎症例
前田 望
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キーワード: 総義歯, 下顎位, 暫間義歯
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2013 年 5 巻 3 号 p. 309-312

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抄録
症例の概要:患者は69 歳の上下無歯顎の女性で,下顎義歯維持不良と義歯新製(金属床義歯)希望を主訴に来院した.旧義歯の床辺縁は短く,人工歯は著しく磨耗し,咬合高径の低下と下顎の前方偏位が認められた.適切な咬合高径と適正な下顎位を付与した暫間義歯を作製し,咀嚼機能および審美性の回復を行った後,暫間義歯にて決定した下顎位で上下金属床義歯を作製した.
考察:適切な咬合高径および下顎位を付与することにより,良好な義歯の安定を得ることができた.
結論:暫間義歯を用いて機能および審美の回復を確認した後に,最終補綴物を作製したことにより,良好な予後を得られた.
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© 2013 社団法人日本補綴歯科学会
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