日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
遊離端欠損および中間欠損においてインプラント補綴にて対応した1症例
友枝 圭
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2013 年 5 巻 4 号 p. 436-439

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抄録
症例の概要:患者は54歳・女性.上顎左側遊離端欠損部のインプラント治療を希望し紹介来院した.初診時における口腔内診査において,下顎右側臼歯部ブリッジに破折を認めたため,両欠損部においてインプラントによる補綴治療を行った.
考察:十分なインフォームド・コンセントを行った結果,患者はインプラントによる補綴治療を希望した.今回,インプラントによる補綴治療3年経過後の時点においてインプラント周囲に炎症や異常な骨吸収等の所見はみられず,機能的にも審美的にも良好な口腔環境が維持されていると考えられる.
結論:本症例では,上下顎の補綴治療にインプラントを応用することで良好な予後を得ることができた.
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© 2013 社団法人日本補綴歯科学会
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