日本補綴歯科学会誌
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◆企画論文:社会から求められる歯科衛生士-健康長寿を支える口腔管理の過去・現在・未来-
歯科衛生士の展望と課題
-医療・介護との連携を目指して-
金澤 紀子
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2014 年 6 巻 3 号 p. 267-272

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抄録
 わが国の歯科衛生士制度は昭和23年の歯科衛生士法制定・公布により誕生した.法制定時の業務は「歯・口腔疾患の予防処置」であったが,法改正により「歯科診療の補助」及び「歯科保健指導」が加わり三大業務が確立した.また,修業年限は3年以上となり4年制大学や大学院課程も設置され資質向上が図られてきている.歯科衛生士の役割は歯科保健医療ニーズの変化にともない変化する.近年では高齢化の進展により在宅歯科医療や訪問口腔ケアの必要性が高まっている.また,口腔と全身との関係やQOL向上において,医療や介護と連携した役割が求められている.そのため,多職種との連携・協働において歯科衛生士の専門性を発揮することが重要である.
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© 2014 社団法人日本補綴歯科学会
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