2016 年 8 巻 4 号 p. 406-413
審美部位におけるインプラント治療は,長期的な機能に加え審美的安定性が求められるため難易度が高く,最適な治療戦略が重要である.適切な診査・診断に加え,外科・補綴における適切な術式およびマテリアルの選択が治療結果を左右する.また近年のデジタルの進歩に伴い,その恩恵を十分に利用することで患者の治療期間の短縮や身体的負担の軽減を目指した治療戦略も積極的に採用すべきである.
本論文では,審美部位における単独歯および少数歯欠損インプラント補綴に焦点を絞り,より審美性の高い結果を得るための戦略を生物学的および技術的な側面からエビデンスに基づいた考察を行いたい.