1995 年 41 巻 3-4 号 p. 145-156
中規模大学の中央図書館で実施されるグループ(学生)を対象とした利用者教育の実態調査報告である。昨年度大規模大学を対象として実施した調査の続きにあたる。調査は昨年同様アンケート法を採用し,オリエンテーションとそれ以外の利用指導に二分し,それらの指導内容,方法,規模,PRの方法等について尋ねた。調査項目は昨年度のものにいくぶん修正を加えた。結果は162館中72館が図書館独自のオリエンテーションを実施し,104館がオリエンテーション以外の利用指導を行っていた。実施率では大規模大学の結果に及ばなかったが,実施内容からは予想以上に積極的な取り組みがうかがわれた。特に私立大学の結果がよかった。