2019 年 56 巻 4 号 p. 221-223
発作性心房細動に対する肺静脈隔離術の有用性が報告され,現在心房細動アブレーション治療の主軸となっている.心臓周囲には内因性自律神経節(Ganglionated plexi:GP)が存在するといわれ,心房細動発生・維持に関与するといわれている.これらのGPに対して高頻度刺激を行うと迷走神経反射が認められ,また焼灼により迷走神経反射の減弱を認めることが知られている.近年,心房細動を主とした頻脈性不整脈および洞不全症候群を含めた徐脈性不整脈に対して自律神経を治療ターゲットとしたアブレーション治療の有用性に関する報告がある.一方で心房細動のGPアブレーションにおける長期的成績は一定の見解が得られていない.今後さらなる臨床研究が必要と思われる.