自律神経
Online ISSN : 2434-7035
Print ISSN : 0288-9250
シンポジウム9/睡眠と自律神経
レム睡眠行動異常症の自律神経障害
野村 哲志
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2020 年 57 巻 1 号 p. 63-66

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抄録

レム睡眠行動異常症(REM sleep behavior disorder: RBD)患者においては自律神経機能(循環器,発汗,消化管,排尿,性機能,視機能)が自覚的に健常成人と比べて障害され,その程度はパーキンソン病(Parkinson’s disease: PD)と同程度である.客観的にも起立性低血圧をPDと同程度認め,脈拍解析においても自律神経障害を示している.MIBG心筋シンチもRBDでPDと同様に低下し,心臓交感神経障害を認める.消化管機能としても低下傾向がみられる.RBD病変部位の青斑核は自律神経の制御にも関わっているので,自律神経障害の出現する可能性がある.RBDはシヌクレイノパチーへの進展が注目され,自律神経障害を軸に進展予測できるか期待される.

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© 2020 日本自律神経学会
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