社団法人循環制御システム研究機構 九州大学名誉教授
2021 年 58 巻 1 号 p. 17-22
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
近年の技術革新と神経科学の進歩により,従前の治療のみでは克服が困難であった疾患,特に循環器疾患において,循環調節神経系に電子的に介入することで治療が出来る可能性がみえてきた.薬物治療はその動態から薬効の出現から消退までの時間分解能に自ずと限界がある.一方,神経系は作用の時間分解能が高いことが最大の特徴であり,薬物治療を補完する可能性がある.本稿では主として我々が研究開発してきた電子的な神経修飾治療について,その可能性を纏めてみたい.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら