自律神経
Online ISSN : 2434-7035
Print ISSN : 0288-9250
第73回日本自律神経学会総会
睡眠と呼吸機能
大道 智恵角谷 寛
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2021 年 58 巻 3 号 p. 231-234

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抄録

睡眠中の呼吸調節は覚醒中とは一部異なり,神経調節系および行動調節系が抑制され,化学調節機構が中心となる.睡眠障害の中でも,睡眠関連呼吸障害,特に閉塞性睡眠時無呼吸(OSA: obstructive sleep apnea)は非常に頻度の高い疾患である.OSAでは,呼吸停止や酸素飽和度の低下,頻回の覚醒反応などが起こり,無呼吸イベント後に心拍数が上昇する.心拍変動を対象に機械学習を行うことでOSAの予測を行うことも可能である.

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© 2021 日本自律神経学会
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