自律神経
Online ISSN : 2434-7035
Print ISSN : 0288-9250
レクチャー
腸内細菌叢と消化管内分泌細胞との機能連関
坪井 貴司原田 一貴中村 匠大須賀 佑里
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2022 年 59 巻 2 号 p. 226-229

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抄録

小腸上皮内に存在する小腸内分泌L細胞から分泌されるグルカゴン様ペプチド-1(glucagon-like peptide-1: GLP-1)は,インスリン分泌を促進し,食欲を抑制する.このGLP-1分泌は,消化管管腔内の様々な物質や血中に含まれる神経伝達物質やホルモン,さらには腸内細菌叢が産生する様々な代謝物などによって制御されているが,その詳細な制御機構は不明である.そこで本稿では,特にアミノ酸や腸内細菌代謝物などがGLP-1分泌に及ぼす影響について紹介する.

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© 2022 日本自律神経学会
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