The Journal of Antibiotics, Series B
Online ISSN : 2186-5469
Print ISSN : 0447-8991
ISSN-L : 0447-8991
プロカインペニシリンの生体内代謝に関する研究
第I報 プロカイン, プロカインペニシリン, p-アミノ安息香酸等の微量比色定量法
柏木 久五郎
著者情報
ジャーナル フリー

1953 年 6 巻 9 号 p. 443-446

詳細
抄録

プロカインペニシリンの体内代謝の研究には, プロカインペニシリンのほか, プロカイン並びにその関連物質の定量が必要である。津田はサルファミンの比色定量に用いられるBRATTON-MARSHALL反応の結合試薬として, 1-(β-Diethylaminoethylamino)-naphthalene, 即ち津田試薬を使用する方法を発表している。私はこの試薬を使用し, 下沢の改良法に準じてプロカイン, p-アミノ安息香酸 (PABA), p-アミノ馬尿酸 (PAHA) 並びにプロカインペニシリンの微量定量が可能なことを確めた。

著者関連情報
© 公益財団法人日本感染症医薬品協会
次の記事
feedback
Top