The Journal of Antibiotics, Series B
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抗生物質の研究第11報
Sarkomycinの研究その2 S1の単離
立岡 末雄三宅 彰和田 正三井上 道隆岩崎 英介緒方 浩一
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1956 年 9 巻 3 号 p. 107-109

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抄録

粗製ザルコマイシンから, 前報でのべたE1, E2の他に, 結晶S, C14H18O6S2を単離した。本品はM.pyogenesvar. aureus209P, M. flavus, に対して抗菌作用をもち, また絶対量10mg, 5mgで抗EHRLICH腹水癌作用を示す。これを元のSarkomycinに比較すると, 抗菌作用は強いが抗EHRLICH腹水癌作用は強いとはいえない。

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