The Journal of Antibiotics, Series B
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諸種抗生物質の臓器別分布と胆汁内排泄態度に関する研究 第2編
諸種抗生物質の胆汁内排泄態度に関する研究 I 健康家兎における胆汁内排泄
藤本 安男
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1956 年 9 巻 6 号 p. 277-282

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抄録

抗生物質の胆汁内排泄に関する動物実験は花田1), 斎藤2) がペニシリンについて報告しており, 水田3) はペニシリンおよびストレプトマイシンについて実験報告している。GRUHZIT4) 等は犬を用いてクロランフェニコルについて, ENGLISH等6) は家兎でカルボマイシンについて報告している。しかし, その他の抗生物質については, 未だ詳細な報告に接していない。著者は家兎を用い, 次述の8種の抗生物質の胆汁内排泄について実験し, いささか知見を得たので, その成績を述べる。
使用した抗生物質は次のとおりで, 以下略号で記載する。
ペニシリンG (PC) オキシテトラサイクリン (TM) エリスロマイシン (EM)
ストレプトマイシン (SM) テトラサイクリン (TC) カルボマイシン (MM)
クロールテトラサイクリン (AM) クロランフェニコール (CM)

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