The Journal of Antibiotics, Series B
Online ISSN : 2186-5469
Print ISSN : 0447-8991
ISSN-L : 0447-8991
諸種抗生物質の臓器別分布と胆汁内排泄態度に関する研究 第2編
諸種抗生物質の胆汁内排泄態度に関する研究 III 人体における胆汁内排泄
藤本 安男
著者情報
ジャーナル フリー

1956 年 9 巻 6 号 p. 289-293

詳細
抄録

人体に於ける抗生物質の胆汁内排泄に関しては, 福島1), 大森2)がPenicilljn (PC) はこついて, 石山2), 白羽4), 小野5)およびHEILMAN等10)がErythromycin (EM) について報告している。また, ZASLOW等6), 7)はPC, Streptomycin (SM), Chlortetracycline (AM) はこついて肝胆汁, 胆嚢内胆汁にわけて詳細な報告をしている。著者も本実験には, 胆汁撰の患者を用いることが理想的であると考えたが, 適当な例が得られず, 大部分は十二指腸ゾンデを用いて実験した。

著者関連情報
© 公益財団法人日本感染症医薬品協会
前の記事 次の記事
feedback
Top