The Japanese Journal of Antibiotics
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コリスチン誘導体の研究
第2報N-アルキルおよびN-アルキリデンコリスチンの抗菌作用と薬理作用
栗原 藤三郎小山 康夫黒沢 秋雄松尾 勝一鈴木 正義松本 朋徳
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1968 年 21 巻 2 号 p. 58-62

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抄録

前報1) において, コリスチンのN-アルキルおよびN-アルキリデン誘導体は, コリスチンとは異なつた物理・化学的性質をもつことを報告し, さらに, コリスチンをモノアルキル化すると, 遊離のγ-アミノ基はすべてモノアルキル化されることが確認された。
今回は, これらN-アルキルおよびN-アルキリデンコリスチンのmg力価, 抗菌スペクトラムおよび薬理作用, とくに急性毒性, 呼吸および血圧に対する作用について検討したので, その結果を報告する。

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