The Japanese Journal of Antibiotics
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胆嚢疾患領域に対する注射用Aminobenzyl Penicillin (Cilleral) の臨床効果 第I報
高橋 達夫
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1968 年 21 巻 2 号 p. 77-79

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抄録

minobenzyl penicillin (Cillerarl Japan Bristol Lab.) は, 広範囲スペクトルの新合成ペニシリン, 6 [D (-)-αAminophenyl acetamido] penicillanic acidであり, 従来のペニシリン感受性菌による感染症以外にも広く効果を示し, テトラサイクリン, クロラムフェニコール等の抗生物質の耐性菌にも著効を示すばあいが多い。ことに, 各臓器にも速やかに移行し, 尿中または胆汁中に高濃度に排泄されることから, 今回私は胆嚢炎および胆道系の炎症性疾患にAminobenzyl penicillin (AB-BC) を静注投与し, 従来の治療法よりも著るしい臨床効果を得ることができたので, ここに中間報告をするに至つた

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