The Japanese Journal of Antibiotics
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Spectinomycinの一般薬理作用,とくに中枢作用について
玉木 久子木下 ゆか子田辺 恭子与儀 英明井上 豪円君島 健次郎
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1976 年 29 巻 1 号 p. 30-35

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抄録

Spectinomycinは, Streptomyces spectabilisから分離された抗生物質で (OLIVERら), Staphylococcus, Streptococcus, Proteus, Escherichia, Klebsiella, Neisseriaなどに広く抗菌性をもち, とくに淋疾に対しこれまで用いられてきたペニシリンよりも有効といわれ, 近年広く諸外国で使用されている (SAVAGE, LAIRDら, PLATTS, DUNCANら)。
今回われわれは, Spectinomycin入手の機会を得たので, その中枢作用を中心として, 一般薬理作用について検討をおこなつた。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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