1979 年 32 巻 3 号 p. 346-348
Amoxicillin (AMPCワイドシリン‘明治’) は, 1970年Bcecham社 (英国) によつて, 新らしく開発されたSemisynthotic penicillinである。この薬剤の特徴は, 経口投与のさい, 消化管からの吸収が良好で, Ampicillin (ABPC) と向量の投与で, ABPCの約2倍の血中濃度が得られるといわれている。今回, 私どもは, 本薬剤による外科領域での臨床的検討をおこなう機会を得たので報告する。