1982 年 35 巻 9 号 p. 2155-2158
T-1982は, 高野ら1) により開発されたFi9.1に示す化学構造式をもつ新しいCePhamycin系抗生物質であり, いグラム陽性菌およびグラム陰性菌に対して広範囲の抗菌スペクトラムを有する。 特に細菌の産生するβーLactamseに強い抵抗性を示し, 他の炉Lactam系抗生剤に耐性のEsche ichia coli, Proteus属およびSerratiα marcescensなどに優れた抗菌力を有する。 今回, T-1982のウサギに対する筋障害性作用について検討したのでその結果を報告する。