The Japanese Journal of Antibiotics
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ラットおよびマウスにおける14C標識Sodium 7Q-[(2R, 3S)-2-(4-ethy1-2, 3-dioxo-1-piperazinecarboxamido)-3-hydroxybutanamido]-7a-methoxy-3-[(1-methy1-11/-tetrazo1-5-yl) thiomethyl]-3-cephem-4-carboxy1ate (14C-T-1982) の吸収, 分布および排泄
才川 勇高井 明中島 良文池上 輝久早川 大善野口 雅志山内 博美清水 博子
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1982 年 35 巻 9 号 p. 2163-2173

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抄録

T-1982は高野ら1) によつて合成された新しいセファマイシン系抗生物質で, グラム陽性ならびに陰性菌に対して優れた抗菌力を示す。またβ6Lactamaseに対しても強い抵抗性を示すのでβ」Lactamase産生菌に対しても強い抗菌力を示す。T-1982の生体内動態を明らかにすることは, 臨床における抗菌力の裏付けおよび安全性の予測をするために重要なことである。今回, 14C標識T-1982を用いて, ラットおよびマウスにおける吸収, 分布, 排泄について検討したのでその結果を報告する。

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