The Japanese Journal of Antibiotics
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Piperacillinの婦人性器内移行
楠原 浩二中島 敏男安田 允久慈 直志寺島 芳輝蜂屋 祥一
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1982 年 35 巻 9 号 p. 2189-2194

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抄録

Piperacillin (PIPC) はFig・1の構造式を示し, 緑膿菌を含む好気性のグラム陰・陽性菌から嫌気性菌まで広い抗菌スペクトラムを有するペニシリン系薬剤である1)。幾つかのペニシリン系, セフェム系抗生物質2) の血清中濃度の経時的推移は薬動力学的にTwo-compartmentmodelで解析されることが知られており, この解析結果は臨床における薬剤投与計画の指標となつている.
今回著者らは, PIPC静注時における血清中濃度および婦人性器各組織内濃度の経時的測定の機会を得, 産婦人科領域における臨床適用の一助としてこれらの測定値を用いて薬動力学的解析を行い, 若干の知見を得たので報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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