The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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局所感染系におけるCefoperazoneのin vivo効果
熊野 克彦西田 亨子林 敏雄春日 千恵子渡辺 泰雄保田 隆才川 勇
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1983 年 36 巻 12 号 p. 3450-3455

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抄録

我々は先にCefoperazone (CPZ) 及びCefotiam (CTM) のin vitro抗菌活性, β-Lactamase誘導活性及び培養液中での安定性の検討からCPZはCephalosporinase (CSase) 産生菌に対しCTMより優れた抗菌活性を有していることを明らかにし, 更にマウス腹腔内感染系を用いCPZのin vivo効果を検討した結果, おおむねin vitroの抗菌力に相関した成績が得られ, 特にCSase産生菌に対してはCTMより優れていることを報告した1, 2)。
今回, マウス皮下膿瘍及びラットPouch内感染等の局所感染系を用い, CPZの炎症巣への移行性並びにin vivo効果をCTMと比較し若干の知見を得たので報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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