1983 年 36 巻 6 号 p. 1295-1300
Cefbtetan(CTT)は, 山之内製薬において開発されたCephem系抗生物質で, いわゆる第4群の中でもCephamycin系に属する。従来のCephamycin系抗生物質に比べ, 血中半減期が長いこと, インドール陽性Proteus, Citrobacter, Enterobacter等のグラム陰性菌に対し優れた抗菌力を有すこと, などの特徴があると言われる。
今回我々は, 小児における本剤の吸収・排泄を含む臨床的検討を行つたので報告する。