The Japanese Journal of Antibiotics
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アンピシリン坐剤 (KS-R1) のマウス, ラット及びウサギにおける体内動態
西村 憲一野崎 善弘吉見 彰久中村 正平北川 明子桶谷 智子掛谷 宣治北尾 和彦
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1983 年 36 巻 7 号 p. 1683-1691

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抄録

アンピシリン (ABPC) はグラム陽性菌及び陰性菌に殺菌的な作用を有する広域ペニシリン剤1) であり, 有用な抗生物質として汎用されている。全身作用を目的とする抗生剤には注射剤及び経口剤の2種の剤型があるが, 更にこれらに加え新しい剤型として特に小児科領域で坐剤の開発が嘱望されてきた2)。最近, それに応じてABPCとしては最初の坐剤であるABPC坐剤 (KS-R1) が京都薬品工業株式会社研究所において創製された。
そこで, 今回KS-R1直腸内投与時のマウス, ラット及びウサギにおける体内動態を, ABPC経口投与時及び注射時と比較検討した。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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