The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
Print ISSN : 0368-2781
ISSN-L : 0368-2781
新しいCephamycin MT-141に関する毒性学的研究
(V) ビーグル犬における亜急性毒性
暮部 勝佐々木 斉横田 正幸渡辺 宏鈴木 平治郎坂本 匡一早坂 弘康
著者情報
ジャーナル フリー

1984 年 37 巻 6 号 p. 1100-1136

詳細
抄録

MT-141はCephamycin系の新規抗生物質であり, 広い抗菌スペクトラムを有し, 諸種感染症への有用性が期待される1~3)。
一方, 著者等はMT-141のマウス及びラットにおける急性毒性4), ラットにおける亜急性毒性5)及び慢性毒性6)について検討し, 更に, ビーグル犬における急性毒性7)についても検討した。その結果ではMT-141は毒性の少ない抗生物質であることが判明した。
今回, 著者等は, ビーグル犬で30日間静脈内投与による亜急性毒性試験を検討したので報告する。
第1回の試験ではMT-141の100~800mg/kg量を30日間静脈内投与したが, 毒性が認められなかつたので, 800~1,200mg/kg量についても検討した。

著者関連情報
© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
前の記事 次の記事
feedback
Top