The Japanese Journal of Antibiotics
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小児科領域におけるCeftizoxime坐剤に関する検討
成田 章佐藤 肇近岡 秀次郎鈴木 博之田添 克衛中澤 進一岡 秀中澤 進中田 義雄
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1985 年 38 巻 10 号 p. 2863-2876

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抄録

抗生剤の坐剤としての投与法はMacrolide系製剤で一時使用されたこともあつたが, 使用時の吸収が不良で血清中濃度も低く臨床効果に疑問な面が多かつた1)。最近Ampicillin (ABPC) 坐剤で同量内服時以上の血中濃度の得られる新製剤が開発されるようになり, 内服, 筋注類似の臨床効果が期待できるようになつた2)。
今回, 従来注射用として使用されてきたCephem系抗生剤Ceftizoxime (CZX, Fig. 1)3)の坐剤 (CZX-S) が開発され, 小児科領域における一連の基礎的, 臨床的検討を行うことができたので現在までの成果について報告する。

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