The Japanese Journal of Antibiotics
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婦人科領域の炎症性疾患におけるCefpimizoleの治療効果
永井 宏赤間 二郎岡村 州博中岫 正明古賀 詔子
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1985 年 38 巻 4 号 p. 911-914

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抄録

Cefpimizole (AC-1370) は, 持田製薬株式会社と味の素株式会社で共同開発された注射用セファロスポリン系抗生剤である。広範囲な抗菌スペクトラムを持ち, 特に緑膿菌を含めたグラム陰性菌に対し優れた抗菌力を示す1)。
又, マウスの感染防禦試験においてin vitroの抗菌活性を上回る効果が認められており, β-Lactamaseに対して安定である2, 3)。
今回, われわれは婦人科領域の炎症性疾患を有する患者にAC-1370を投与する機会を得たのでその成績を報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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