The Japanese Journal of Antibiotics
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小児科領域におけるAspoxicillinの臨床的検討
金 保洙目黒 英典米沢 弘幸益子 仁藤井 良知川生 泰子田島 剛
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1985 年 38 巻 7 号 p. 1835-1845

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抄録

Aspoxicillin(ASPC, TA-058)は田辺製薬株式会社で開発された注射用Penicillin系新抗生物質である。化学構造式, 化学名はFig.1に示すとおりである。6位側鎖にN4-メチル-D-アスパラギンを有している。分子量は547.58である。
本剤は広くグラム陽性菌, グラム陰性菌に抗菌力を有し, in vitroにおける効果よりもin vitroにおける効果に優れていることが特徴の1つとされる。本剤の実験動物における安全性は確認されており, 更に成人における臨床検討も行われ,その安全性, 有効性が報告されている1)。我々は小児における本剤の安全性及び有効性について検討したので報告する。

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