The Japanese Journal of Antibiotics
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臨床材料から分離された主な菌種の抗菌薬感受性
第1報大腸菌について
猪狩 淳設楽 正登森本 まり志賀 昇小酒井 望
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1986 年 39 巻 11 号 p. 3094-3109

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抄録

臨床分離株の抗菌薬に対する感受性はその薬剤が使用されはじめてからの年数, 使用量と密接な関係があるとされている。
私共は1980年以降, 日本各地の病院から臨床分離株の提供を受け, 全国レベルで主要病原菌の抗菌薬感受性を調査し, 更にその年次推移を追跡してきた1, 2)。1980年から1982年の3年間に収集したEscherichia coli, Klebsiella sp., Proteus sp.の抗菌薬感受性については第12回世界臨床病理学会議 (東京, 1983年) においてすでに発表した3)。引続き1983年, 1984年も同様の調査を実施したので, 本報ではこの2年間に臨床において分離されたE.coliの菌薬感受性の検討を行うと共に, 5年間に集積した結果をまとめて報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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