1986 年 39 巻 11 号 p. 3110-3124
私共は1980年から全国的な規模で, 臨床分離株の各種抗生剤に対する感受性を検討してきた。今回もこれまでと同様の方式で, 臨床材料から分離される主な菌種である黄色ブドウ球菌, 大腸菌, クレブジェラ, プロテウス属のAmpicillin, Cefazolin, Cefmetazole, Gentamicinに対する感受性を, 1983年と1984年に分離された菌株について検討を加えた。
第1報では, 大腸菌の感受性分布について報告した1)。本報ではKlebsiella sp.について感受性を測定した成績を報告する。