The Japanese Journal of Antibiotics
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Cephem系抗生物質の胆汁中及び胆嚢組織内移行に関する臨床的検討
特にCefotiam及びCefmenoximeについて
塩崎 秀郎饗場 庄一松本 弘臼井 龍戸塚 茂男草場 輝雄三島 敬明長谷川 紳治飯島 耕作岡野 昭尾沢 正俊
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1986 年 39 巻 3 号 p. 751-760

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抄録
胆道感染症の治療に際しては, 胆汁のうつ滞の原因を除去すると共に適切な化学療法が必要であり, 薬剤の選択にあたつては, 胆汁中検出菌に対して抗菌力を十分に発揮できる抗生物質のうちから, 胆汁中移行のよいものを選択するのが基本条件とされている1)。
Cefotiam (略号CTM, Pansporin®) は, 武田薬品中央研究所で合成された, いわゆる第2世代のCephem系抗生物質で, グラム陽性菌からグラム陰性菌まで幅広い抗菌スペクトラムを有し, 特に胆道感染症の起炎菌として分離頻度の高いEscherichia coli, Klebsiellaに対して強い抗菌力を有すると共に, その胆汁中への移行は高濃度移行群に位置づけられている2, 3)。又, Cefmenoxime (略号CMX, Bestcall®) は, 武田薬品中央研究所で合成された, いわゆる第3世代のCephem系抗生物質で, 胆道感染症の主要分離菌であるE. coli, Klebsiellaはもとより, Enterobacter, Citrobacter, Serratia, 更には嫌気性菌のBacteroides等に対しても強い抗菌力を有すると共に, その胆汁中移行はCTMと同様に高濃度移行群にご位置づけられている3, 4)。
今回, 我々はCTM及びCMXの胆汁中並びに胆嚢組織内移行性を検討し, 若干の興味ある成績を得たので報告する。
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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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