The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
Print ISSN : 0368-2781
ISSN-L : 0368-2781
Cefoperazoneの胆汁中移行と胆道感染症における臨床的検討
小泉 勝下瀬 川徹山家 誠後藤 由夫菅原 啓簡野 泰裕金沢 義彦甲斐 之泰佐藤 恒明遠藤 克博菊池 仁小林 正義菅原 伸夫梅津 佳英海上 寛堀米 賢遠藤 義晃千葉 正道渡部 茂佐藤 勝郎迫 研一黒沢 光樹貴田岡 弘祥三浦 清美朽木 渉
著者情報
ジャーナル フリー

1986 年 39 巻 7 号 p. 1663-1670

詳細
抄録
胆道感染症に対する化学療法剤の条件として, 起炎菌に十分な抗菌力を有すること, 十分な胆汁中移行があり胆汁中濃度が高いこと, 肝腎毒性が低く, 副作用がほとんどみられないことなどが挙げられる。
胆道感染症は基礎疾患を有することが少なくなく, 肝機能障害は種々の程度に認められる。特に閉塞性黄疸を示す症例では胆汁分泌, 胆汁への種々の物質の排泄が通常と異なることが考えられる。又, 内科的管理を受けている症例では細菌学的検索がほとんど不可能であり, その効果判定は極めて困難である。
今回われわれは, 閉塞性黄疸例でPTCD (経皮経肝胆管ドレナージ) チューブから胆汁をすべて回収し, Cefoperazone (CPZ) の胆汁中移行及び血中濃度, 肝機能などとの関連を検討した。又, 胆道感染症43例にCPZを投与し, その臨床効果を超音波像の推移も合せて検討したので報告する。
著者関連情報
© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
次の記事
feedback
Top