The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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小児科領域におけるNorfloxacinの臨床的検討
南谷 幹夫八森 啓金田 一孝
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1990 年 43 巻 5 号 p. 837-841

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抄録

カンピロバクター腸炎5例, サルモネラ腸炎4例, 細菌性赤痢3例, 急性腸炎1例, 計13症例にピリドンカルボン酸系抗菌剤Norfloxacin (NFLX) を投与し有効性と安全性の検討を行つた。
臨床効果は臨床症状を認めなかつた症例を除いて全例有効であり, 細菌学的効果は12例, 14株の内Campylobacter jejuni 1株に減少がみられた以外すべて消失 (除菌率92.9%) した。
副作用は認められず, 又, 臨床検査値異常も認められなかつた。
以上の成績から, NFLXは腸管感染症に有用な薬剤と考えられた

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