Archivum histologicum japonicum
Print ISSN : 0004-0681
硬骨魚金魚の腹側大動脈の齢的変化及び軟骨魚と硬骨魚の背側大動脈の構造の差異に就いて
北出 俊一
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1957 年 13 巻 3 号 p. 433-438

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抄録
生後1週間, 2月, 3年の金魚 (硬骨魚) の腹側大動脉とアカエイ (軟骨魚) とクロダイ (硬骨魚) の背側大動脉をホルマリンで固定し, レゾルチンフクシン, アツァン法, ヘマトキシリンとエオシンで染めて観察した.
金魚の腹側大動脉は弾性型に属し, 心臓から直接伝わる周期的な血圧の変動を著しく均等にする. 成熟するにつれて, その血管壁の内膜が肥厚し, 中膜の弾性板が厚くなり, 外膜に膠原線維が増える.
背側大動脉は鰓動脉からの血液を集めて尾方に送るものであり, 血圧の変動が少く, アカエイのものもクロダイのものも筋型に属し, その中膜の弾性成分は両者に同じ程度に発育している. 外膜の弾性成分はアカエイによく発達し, 膠原線維はクロダイに多い.
クロダイの腹側大動脉には弾性成分が細かい蜂窩状の構造をする.
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© 国際組織細胞学会
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