青森大学SDGs研究センター [日本]
2022 年 24 巻 1 号 p. 20-29
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今別町にある青森県指定の天然記念物「赤根沢の赤岩」の周辺は,縄文時代から江戸時代にかけて良質の赤土を産出した場所である.弘前藩は,役人を配置し,厳重な管理の下で赤土を採掘・精製し,赤の顔料のベンガラとして江戸幕府などに献上していた.藩では,赤土を採掘するときには,奉行を任命し,番所に役人や職人を派遣した.本稿では,当時の管理体制,作業内容,施設設備について「弘前藩庁日記」の記録から整理した.
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