失語症研究
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特別講演
眼はなにを見ているか
視覚の高次機能障害研究のために
池田 光男
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1999 年 19 巻 2 号 p. 85-92

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抄録
私たちの眼はきわめて網膜中心重点主義であり,中心のところだけが優れた性質を持っている。それゆえに視線の動きすなわち眼球運動が必要になり,1秒間に3回とよく動き,中心窩を効率的に使うような眼になっている。では視野の周辺は要らないかというとそうでもない。人工的に視野の広さを制限して,文字や絵などのパターン認識がどのように影響を受けるかを調べる。広いと問題ない。しかし極端に狭くすると眼はいかに頻繁に動いてもパターン認識はまったくできないということが起きる。でも,後でそれを絵に描くことはある程度できる場合がある。あるいは,刺激パターンの部分部分は認識できて,あとはそれらを組み合わせ,論理的に1つの解をだすという場合もある。このようにパターン認識にはレベルがあり,visual image, logical image, motor image, no image などと分類できる。次に,外界の網膜像は2次元,しかし認識したい外界は3次元であることに注目したい。大脳は網膜の平面像から立体を復元していて,これが大きさの恒常性と呼ばれるものと解釈される。
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© 1999 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会 (旧 日本失語症学会)
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