アーカイブズ学研究
Online ISSN : 2434-6144
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企画研究会「アーカイブズ記述の未来-ライブラリー、ミュージアムとの比較から」
ウェブ時代の博物館資料情報とデータモデル
嘉村 哲郎
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2016 年 25 巻 p. 56-78

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抄録

本稿は2016年4月24日に開催された日本アーカイブズ学会2016年度大会の企画研究会の発表内容に基づき、博物館資料情報の記述、博物館資料情報の標準、ウェブと博物館情報、データモデルに関する報告を行う。博物館資料情報の記述では、本稿が扱う資料情報の種類を述べ、博物館資料情報の標準では、資料情報の記述、手続き・手順、データ標準について、既存の規則やメタデータセット、モデルを紹介する。ウェブと博物館資料情報ではEuropeanaとDPLAを例にデータ内容や公開の仕組み、日本における基盤情報の整備の必要性を述べる。データモデルでは、国際標準規格CIDOC CRMとEuropenaデータモデル、ならびにウェブでメタデータ共有・利用するための仕組みの解説を行う。

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© 2016 日本アーカイブズ学会
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