教育心理学年報
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I わが国の教育心理学の研究動向と展望
乳幼児期・児童期の発達研究の動向と展望
杉村智子
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2018 年 57 巻 p. 1-14

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抄録

 本稿では,2016年7月から2017年6月末までに,『教育心理学研究』『発達心理学研究』『心理学研究』,Japanese Psychological Researchに掲載された論文及び,日本教育心理学会第59回総会の発表のうち,乳幼児期から児童期を対象とした発達研究について概観した。これらの研究は,認知,社会性,自己,養育者と保育者,その他,の5領域に分類された。そのうち,雑誌掲載論文について,認知発達,社会性と自己の発達,養育者・保育者,の3領域に分けて解説したうえでコメントを加え,最後に,最近の教育界における動向をふまえた発達研究への示唆を述べた。

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© 2018 日本教育心理学会
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