アレルギー
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花粉大量飛散ピーク時における花粉症患者のQOL : SF-8を用いて
藤井 つかさ荻野 敏有本 啓恵入船 盛弘岩田 伸子大川 内一郎菊守 寛瀬尾 律竹田 真理子玉城 晶子馬場 謙治野瀬 道宏
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2006 年 55 巻 10 号 p. 1288-1294

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抄録
【目的】スギ花粉症患者のQOLについてSF-8を用いて調査し,その有用性を検討した.【方法】2005年のスギ花粉飛散ピーク時に,大阪府・兵庫県の診療所においてスギ花粉症で受診した患者に,SF-8によるQOLを含むアンケート調査を行い,シーズン中に全く治療を受けていない症例のうち有効回答の得られた204名を解析対象とした.【結果】SF-8の国民標準値と比較すると,スギ花粉症患者では精神面のQOLが有意に低値を示した.特に,女性では有意差が認められた.男女別に比較すると,SF-8のサマリースコアおよびほとんどのドメインにおいて,女性の方が身体面・精神面共にQOLが障害されていた.年齢別に分析すると,加齢に伴い,特に身体面でのQOLが低下した.また,くしゃみや鼻づまりなどの症状の重症化に伴い,精神面においてQOLの低下が認められた.【結語】本研究では,花粉飛散ピーク時のQOLについて,従来のSF-36を用いた研究と同様の結果が得られた.SF-8は,感度は良くないが,より短時間で行うことができ,大人数の症例検討や他疾患との比較において,今後有用な質問票になると示唆された.
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© 2006 日本アレルギー学会
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