抄録
きりたんぽ製造工程で二次汚染の原因となっている冷却工程の自動化にむけ、いくつかの冷却条件下におけるきりたんぽの冷却特性を明らかにすることを目的とした。従来行われてきた自然冷却と送風による強制冷却とを比較すると、強制冷却時の冷却速度定数は自然冷却の約15倍であり、送風によってきりたんぽは速やかに冷却された。また、冷却ブース試作機を用いた冷却実験の結果、ブース内温度が25℃程度であっても、ファンによりブース内の空気を撹拌した場合、製品の冷却に要した時間は30分間程度であり、ブースの冷却能力は実用上問題ないことが確認された。さらに、雰囲気温度を制御することでより迅速なきりたんぽの冷却が可能であることが明らかになった。