抄録
γ‐アミノ酪酸(GABA)を高含有させた米糠の製造法を検討した。その結果、米糠重量に対し2-20%に相当するグルタミン酸ナトリウム(MSG)水溶液を加え、30℃で3時間反応させると米糠重量の0.61-1.06%(w/w)のGABAが生成することが判明した。しかし、MSGの添加量が増加すると、GABAへの変換効率は減少した。反応時のpHを5.5から6.0に調整すると2%のMSG添加量でもGABAが1.03%(w/w)生成した。またMSGをグルタミン酸に置き換えた場合、pH無調整でも米糠重量の1.23%のGABAが生成した。反応温度としては反応4時間では20℃が良好であり、18時間では15℃の方が良好で、4%のMSG添加量で米糠重量の1.38%(w/w)のGABAが生成した。