抄録
酒粕中に含まれる麹菌糸体を構成するキチンに着目し、キトオリゴ糖類の生産を検討し、高付加価値化を目指した。
秋田県内の土壌よりキチン分解酵素活性の高い細菌を分離し、分離株由来のキチン分解酵素について酵素の精製を行い、その諸性質を検討した。
分離菌はBacillus属の細菌で、D-35株と名付けた。菌体培養上清中にはメインとなる2種類のキチナーゼ、36kDaキチナーゼと、43kDaキチナーゼが存在し、それらを単離精製し諸性質を検討した。
これらキチナーゼにて麹菌糸体や酒粕を分解したところ、麹菌糸体からG1 cNAcが、酒粕からは(G1 cNAc )2が生成した。