日本学校心理士会年報
Online ISSN : 2758-6588
Print ISSN : 2185-4602
理論・提言
児童のスピーチ活動における方略の選択と活用を促す指導実践のための一提言
梶井 芳明山崎 加奈
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2023 年 16 巻 p. 25-36

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抄録

本研究は,児童のスピーチ活動における方略の選択と活用を促す指導実践について提言することを目的に,教師による聞き方方略のフィードバックが,児童の方略の選択・活用に及ぼす影響を検討した。研究対象は,小学校第3学年の帯単元として実施されたスピーチ活動であった。また,学年の2つの学級から,児童評価と教師評価とが「話し上手・聞き下手」「話し下手・聞き上手」で一致,不一致した児童それぞれ1名ずつ,計4名を検討対象児とした。研究の結果,第1に,児童がスピーチの様態ではなくスピーチの内容に関する方略を選択・活用することは,児童評価と教師評価が一致するのに重要な要因の1つとなること,第2に,児童がフィードバック内容から選択・活用する方略は,スピーチの様態に関する方略からスピーチの内容に関する方略へと変容し,さらに,低学年から高学年の指導事項に対応した方略へと,段階的に変容する過程が示唆された。

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© 2023 日本学校心理士会
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