日本学校心理士会年報
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理論・提言
小・中・高校生の「私」の発達と教師の役割
―オートエスノグラフィーの試み―
白井 利明
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2025 年 18 巻 p. 49-59

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抄録

小・中・高校生の「私」の発達について10・14・17 歳頃の発達の節について概説し,教師の役割を説明した。小学校中学年(10歳)頃,世界を再構成し,意識的に行為し始める。中学校2年(14歳)頃,自分と世界の関係を外側から眺め,葛藤や矛盾と向きあい始める。高校2年(17歳)頃,時間軸を立てて自分を語り,社会のなかに自分の位置を定め始める。「私」とは,自分と世界の時々の関係を観察し,人間的な行為を立ち上げる,内的な動きのことである。教師は発達を見通しながら,子どもの主体性に基づいて,文化の教授や集団づくりを行う。

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