2025 年 18 巻 p. 60-66
発達障害やその可能性のある女性は男性と異なる特性を示し,特に思春期の女子高校生では複雑な困難を抱えやすい。本論文では,既存研究を整理し,発達障害のある女子高校生の特性,困難さ,効果的な支援方法について考察した。女子の発達障害は社会的に見えにくく,診断が困難である一方,自尊感情の低下や月経前不快気分障害との関連,性被害リスクなど女子特有の課題が存在する。効果的な支援として,個々の実態に応じたクラスベースによる支援,ACTアプローチ,専門機関との連携が重要であり,個別性を重視した包括的支援体制の構築が求められる。