日本学校心理士会年報
Online ISSN : 2758-6588
Print ISSN : 2185-4602
展望論文
日本の小学生対象の自殺予防教育プログラムの現状と課題
―プログラム構成及び援助要請の検討―
本田 真大永井 智本田 泰代水野 治久
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2025 年 18 巻 p. 67-79

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抄録

本研究の目的は日本の小学校で実施されるSOSの出し方教育を含む自殺予防教育の特徴をプログラム構成及び援助要請の点から明らかにし,今後の検討点と課題を示すことである。自治体が作成した自殺予防教育から最終的に22件を抽出し,対象集団,公開されている資料,プログラムの構成要素,そして介入されている援助要請の概念を分類した。内容分析の結果,小学5, 6年生対象のプログラムが多いこと,構成要素では自分との関わり方,友人の助け方,相談先の紹介が多いこと,これらを心理教育や仲間との話し合いを通して学習する方法が多いことが明らかとなった。援助要請については,態度・認知には心理教育,意図・意志にはストレスマネジメントや相談先の紹介,行動にはソーシャルスキルトレーニングによる介入が確認された。小学生対象の標準的なプログラム構成と今後の研究及び実践課題が議論された。

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