芸術科学会論文誌
Online ISSN : 1347-2267
ISSN-L : 1347-2267
「2003 NICOGRAPH春季大会投稿論文特集」論文
筆文字表記ソフトウェアの試作 ~英文俳句における利用~
富岡 洋子米村 貴裕長江 貞彦
著者情報
キーワード: 筆文字, 毛筆, 筆記体, 俳句
ジャーナル フリー

2003 年 2 巻 3 号 p. 89-90

詳細
抄録
近年,俳句は海外でも親しまれ,英語で詠まれる機会が多くなった.昔から俳句は色紙や短冊に毛筆で書き作品とする風習がある.そこで英語の俳句も筆文字で表現することにより趣ある作品を作成することが可能だと考えられる.しかし,一般に英語圏の人々は筆文字に親しみがなく,実際に毛筆で文字を書くことは困難である.そこで本研究では英語圏の人々が作成した俳句を容易に筆文字で表現するためのソフトウェアを試作した.英文字には実際に筆で書かれた文字を使用し,文字間をスプライン曲線で補間することにより筆記体を表現した.補間する曲線は線幅を変えることで筆圧の変化を表現し,ユーザが自由に変更できるようにした.
著者関連情報
© 2003 富岡洋子, 米村貴裕, 長江貞彦
前の記事 次の記事
feedback
Top