抄録
信州大学においては、地方大学が果たすべき5つの機能を十分に果たすことが地方大学の地域に対する社会的責任であると考えている。これに基づき『信州大学改革実行プランinGEAR』[1]を策定しており、2022年度から始まる第4期中期目標期間において、信州大学の価値創造と社会的責任を果たすための具体的な行動計画に基づいて活動している。このために、信州大学では、2022年に「情報・DX推進機構」[2]を設立し、大学の経営革新・業務効率化・新事業創出などの取り組みや、教育・研究活動の高度化・機能拡張に取り組んでいる。本稿ではその取り組みについて紹介する。