健康科学大学紀要
Online ISSN : 2433-4634
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総説
サルコぺニア肥満と運動療法
髙木 大輔影山 昌利
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2019 年 15 巻 p. 33-36

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抄録

 サルコぺニア肥満(Sarcopenic obesity)は,骨格筋量・筋力が減少し,体脂肪が増加した状態であるが,定義ならびに判断基準が明確になっていないのが現状である。サルコペニア肥満に対してレジスタンストレーニング,有酸素運動,レジスタンストレーニング+有酸素運動(コンカレントトレーニング)が骨格筋量や体脂肪量などの身体組成,握力,筋力,身体機能などを改善する報告はあるが依然十分とはいえない。今後は定義や判断基準を明確にするとともに,サルコペニア肥満に対する運動の影響を示す知見を蓄積し,サルコペニア肥満に対する運動処方を確立していく必要がある。

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